君はずっと遠いところ
簡単に声を届けられないところにいるね
それだからこそ何も通さない声を今聞きたいよ
ねえ、だからお願い
空に浮かぶ月に向かって
「大丈夫だよ」とひとこと言って微笑んでくれないか?
そうしたら同じように月を見上げる僕にも
きっとその声は届くから
この凍えきった心に暖かく響くから
                               

人を騙すための偽り
正しくないこと、誤り

嘘を良く言う

全く本心にない言葉を

罪悪感もなしに口にする

会話の9割が嘘だったりするかも知れない

ただ、その9割は嘘がばれているんだと思う

9割の嘘は

1割の本音を隠すため

8割の分かりきった嘘との残り2割

どちらか1割は嘘

どちらか1割は本音

嘘か本音か二者択一

でもこっそり教えておこう

嘘も本音も

どちらもまぎれもなく俺自身の言葉で

それらは間違いなく

矛盾だらけのこの俺を表していることを

そして

本当に伝えたい秘密は

嘘にも

本音にも

言葉には出て来やしないってことを

だから

嘘か本音かなんてことを問うのは

言葉には意味がないこと

貴方が受け取ったものこそ

嘘で

本音で

それが俺で

秘密は

秘密だからこそ意味があるわけで

秘密は暴かれると同時に

表現されると同時に

アイデンティティの崩壊を迎えるんだから

秘密は秘密のまま

言葉の奥に

隠しておくぐらいがイイと思う

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