君はずっと遠いところ
簡単に声を届けられないところにいるね
それだからこそ何も通さない声を今聞きたいよ
ねえ、だからお願い
空に浮かぶ月に向かって
「大丈夫だよ」とひとこと言って微笑んでくれないか?
そうしたら同じように月を見上げる僕にも
きっとその声は届くから
この凍えきった心に暖かく響くから
                               

涙は女の武器

いやいや違うよ

微笑みこそ女の武器なんじゃない?

と、まずいことがあると
とりあえず笑って誤魔化す俺の意見

昔はよく泣く子だった気がする

そのせいかこのタレ目
と今はネタにするぐらいだが

気に入らないことがあるとすぐ
泣いて抗議する

それが通用しなくなったと気付いてからは
妙に理屈っぽくなった気がする


へ理屈でしかなかったわけだが

最近はあまり泣かなくなった

俺が泣くのは

親か親友か そんな人たちの前だけ

「許して」くれる人たちの前だけ

辛い時とか苦しい時とかには泣かなくなった

自分の意見が通らない時も

あんまり泣いたりしなくなった

ただ どうしょうもなく情けない時や

誰かが優しくしてくれた時は

ついつい泣いてしまう

どういうことだろう?と考えてみる

抑圧の増大 精神の強化 …

振られた時も泣かなかった

寂しいと思ったし こんなのは嫌だと思ったけど

泣いてどうなるわけでもないし

やりきれない気持ちだけ 参ったなあと

思いながら時間が過ぎた

実際 忙しくてしょうがなかったせいもあるのか

旅行も間近に迫っていたし

強くなったと 思って良いのだろうか?

泣いても良いんだと言う陳腐な台詞を

言われたし言っている

涙は悲しみを体外に逃がしてくれるから

まあ 泣ければ楽かと思う時には

なかなか泣けないもんだけど

多分

涙の出所は 心と一緒に凍っていて

あったかくなった時しか

泣けないんだと思う

まあ そんなに困っているわけじゃないから

放っておいても良いのだろうけれど

今さら

冷たい人間であることを否定したところで

どうなるわけでもないし

しばらく「Cool & Dry」で生きてみましょうか

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