No. 01 新月

 月の姿のない夜であるのに、その月に名前をつけるという感覚が、なんとも言えず好きです。

 「新月」とは見た目の通り新しい月という意味。新しい「月」、旧暦の暦の上での「月」ですが、その初めの日の夜です、今宵は。
 太陽暦を使うようになった今でも、「月」の初めの日を「一日(ついたち)」と言いますが、これは「月が立つ」からきていると言う話を聞いたことがあります。新しく「月」が立つ日。
 新月。
 月の姿が見えずに寂しい夜ではありますが、星の観察にはもってこい。
月は綺麗だけれど、その光はちょっと強くて、暗い星をかき消してしまうから。月のない、こんな夜に星座観察。
 冬の星座は、明るい星が多くて楽しいですし、よくコートから何からをいっぱい着込んで、着膨れでまんまるになりながら夜空を眺めたものです。
 もっと幼いころには、随分にぎやかな星空を眺めていた記憶があるのですが、どうも、星の数が減ったようにしか思えない今日この頃…

見える星達がずいぶん減ったように思うのは
街が明るいせいなのか
自分の目が曇ってしまったせいなのか…