桜雨 by JUJU

“さくらをぬらす やさしいあめが わたしのほほをつたわってゆく
どうかこのまま ふりやまないで
なみだがかわくまでは もうすこし このあめにうたれていたくて”

雨が降り出しそうな空を見上げて
わけ有りに沈んでいく心をなすすべもなくただ見送っている

それでもまだ歩いていられるのは
週末きみと会っていたおかげ
ギリギリのところでもとどまっていられるのは
またきみに会いたいと思うから

他にも大事なものはいくらでもあるけど

空を見上げて目を閉じる

同じ空の下、どこかにきみがいるなら

友達のままでいたいと言ったきみのためにささやかな恋心など封じてしまえると
思うほどにはまだきみが好きだ

たとえ思いが届かなくても
お互いに一番大事じゃなくても

あたしはひとつのことしか大事に出来ないから
誰か一人を選んだらきっとダメになってしまう

強く、なるから

いつかきみがただひとりの誰かを選ぶのをこの目で見ても
まだ立っていられるように

優しいきみ
どうして誰にでも優しいわけじゃないなんて言うの?
あたしだけが特別なんじゃないって思う気持ちが揺らぐのに

ほほを濡らすのは降りだした雨?
それとも涙?


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